2009年6月21日日曜日

クラウド勉強中①クラウドコンピューティングは何からできているか

クラウドコンピューティングについて勉強中。
以下クラウドを構成する要素についてまとめ。

グリッドコンピューティング

各地に点在するコンピュータをまとめあげてひとつのコンピュータとみなすこと。
1つ1つは小さな、スペックの小さなコンピュータではあるけれども、まとめあげることで大きな1つのコンピュータとみなすことができる。
名前の由来は電力網(Power Grid)。
うちの大学に一時期アジア最速のスパコンがありました(現在は地球シミュレータに負けましたかね?)が、それはグリッドコンピューティングにより構成されていました。

仮想化

コンピューティングリソースの抽象化を表す言葉。
1台のマシンの中に複数のOSを同時に立ち上げたり、複数のマシンで1つのOSを立ち上げたりする技術。
リソース余ってるよーていうコンピュータに処理を分けてあげたり、リソース足りないよーていうコンピュータと他のコンピュータを足してあげたりできる。

ユーティリティコンピューティング

CPUやストレージなどのコンピューティングパワーを電気やガスと同じように使った分だけ課金される仕組み。
AmazonのS3/EC2などは普通のサーバと異なり、サーバーという大きな塊を買うのではなく、サーバーを使った容量、転送量、起動したサーバーの時間数によって課金される。
初期コストが低くて済むのがポイント。家を買う金はないけどアパートには住める。そんなイメージ。

シンクライアント

ユーザが使うコンピュータには必要最低限の機能しか持たせず、処理のほとんどをサーバ側で行う形態。
gmailとかgoogle documentとかが特にいい例。
ユーザはwebブラウザを持っていればよく、ネットにつなげばメール、ドキュメント編集ができる。